カウンセリング
ブログ昨日のこと…常連の65~70歳くらいのショートカットにパーマと言う、この年代の方には、ごくごく普通のヘアスタイルのお客さまのお話しです。
いつも、家族から髪が伸びて来ると、うっとうしいから早く切りに行けと言われるそぉです。
本人いわく、髪が多いから…
僕から見たら、ちょうどいいくらいなんですけど(笑)
ちょっとサイクルが長いんで、伸び過ぎなんですかね?
そんなお客さまが、昨日はお席につくなり、週刊誌に載ってる、剛力彩芽の写真を見て”こんな感じ、似合わないかしら?”
一瞬…”えっ?”似合うとか、似合わないとかじゃなくて、全然スタイルが違う!!
僕の戸惑いは、きっと見抜かれたんでしょぉね(–;)
お客さまは、すかさず”この娘は可愛いから…”とか”この娘は顔がちっちゃいから…”とか、自分でフォローを入れ始めた
おそらく、お客さまは、ものすごく勇気をふりしぼって、言われたんだと思う
俺だったら”松潤みたいにしてください…”なんて、よぉ言わん
だって、恥ずかしいもん
それなのに俺は…まだまだ、修行が足りん
でも、俺はこのお客さまのこの一言で、今まで、なんの疑いもなく作り上げてた、彼女のヘアスタイルを今一度、考え直し、出来る限りの提案をし、いつもとは一味違うヘアスタイルを作ってみた
良く耳にすることがある
“美容師さんに、いろいろ言えない…”
耳にするたびに、悲しい気持ちになる
もっと、もっと、お客さまが、何でも好きなよぉに言ってくれる、そんな美容師になりたい
どんな些細なことでも、その人が発した言葉から、その人が求めるヘアスタイルを作れる、そんな美容師になりたい
“言った通りにしてくれた”ではなく”思った通りにしてくれた“そんな美容師になりたい