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油断かあさん。油断とうさん。

子供の抜毛症やそれに付随する状態が改善してくると順調に進んでいても突然悪化するケースがあります。

この場合かなりの確率で「ご両親の油断」が関係している場合があります。

 

それはどのようなケースかというと、

  • ある程度改善してきたので、油断してまた口うるさくなってしまった。
  • 携帯電話やタブレットの制限を再開した。
  • 基本をちゃんと守らず自己流になってしまった。
  • 子供の行動に対して我慢の限界を超えたことで再び要求や干渉がはじまった。

 

というケースが代表的なパターンとなります。

 

抜毛症やそれに付随する状態が緩和されてきたからと言ってちゃんと改善したわけではないのです。

必死に戦っている状況なのです。

 

それにもかかわらず、自己判断でもう言っても大丈夫だろう。

注意や口出ししても大丈夫だろうもう我慢できない!と判断して介入を再開してしまうと症状が悪化してしまうのです。

 

抜毛症に関していえる事は『必ずしも見た目の改善と心の改善は比例していない』と言う事です。

 

少なくとも見た目の改善後約半年間はその状態をキープしなければ潜在意識に刻まれた抜毛衝動が無くなったとは言えません。

 

データに基づき出来れば改善後一年間は様子を見た方が良いと思います。

それくらい精神から湧き上がる衝動は完全な抑止が難しいのです。

 

当事者及び親御さんにはこの事実をしっかりと受け止めて頂きたい思います。

 

 

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