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壁の向こうにいる母

抜毛症改善プログラムを親子で取り組んで頂いているケースの中でも残念ながら数パーセントは思ったような成果が出ないケースもございます。

 

取り組む前よりは良くなっていたとしても改善したとは言えない状態。

 

要因としては複数ございますが、中でも改善までに一年間ではとてもとても足りないとうパターンは存在します。

 

【代表的なケースとして】

 抜毛症のお子さんが決められたことを守れない。アドバイスされた事を実行しない

 ご両親、特にお母さまにお願いしていたことが守られていない、実行出来ていない。

 ①②両方が重なっている。

 

これらのケースは間違いなく改善しません。

 

上記の状況から希望を見出すためには少なくともご両親、特にお母さまが変わる必要があります。

 

なぜならばほとんどのケースにおいて3歳児~10歳までの人格形成において少なからず影響力を及ぼ

している可能性が高いからです。

 

例えば、病院に行けば強迫症に分類される恐れのある潔癖症や完璧主義のお子様は幼少期よりしっかりと躾をされることで【こうでなければならない!】【こうあるべき!】という概念が生まれやすい傾向にあります。

 

無論躾はとても重要だし、それぞれの家庭ごとの方針があって良いと思います。

 

しかしながら、それらが抜毛症に繋がってしまった場合や抜毛症を改善するためとなれば話は別で幼少期からの躾について振り返って頂く必要があります。

 

潔癖症に関していうと、例えば必要以上に恐怖を植え付けながら子育てすると世の中はバイ菌で溢れており、人や自分、周りとの接触を含めて常にバイ菌に囲まれているという恐れを抱いてしまいます。

 

こうなると自分自身が気を付けるのは当たり前で、自分以外の周りの人へもそれを求める(押し付ける)傾向が強くなります。

 

その結果相手が自分の望む対処をとらなければ、守らなければそれに対してイライラしたり、怒りを覚えたりもします。

 

具体的には手を洗わないものに対して気持ち悪い、不潔と感じたり、マスクをちゃんとしない人に対してバイ菌をバラまいていると感じてしまい、言葉で指摘したり、睨みつけたりしてしまいます。

そして、それだけで相手をダメ人間、非常識な人間と定義づけてしまう場合もあります。

 

ここから派生してルールを守らないあらゆる人に対して常にイライラや怒りを感じてしまう人になります。

 

しかも言葉にしてなかなか言わない、言えないので家でも学校でも常にその感情にとらわれてしまうのです。

 

完璧主義に関して例えばテストの点数で90点をとったとしても、それを褒められることはなく、なぜ残りの10点が取れなかったのか?

 

できた事ではなく、出来なかった事にフォーカスして指摘されている傾向が強い場合があります。

 

これはスポーツや音楽等の成績に対してもまったく同じです。

 

この状態を継続するとやがてお子様は自分で自分の出来なかった事に対して納得できなくなったり、許せなくなり、なかなか満足出来なくなります。

 

常にネガティブな部分に固執し、リラックス出来ず穏やかな時間を過ごせなくなってしまいます。

 

それでも本人自身の向上心や上昇志向、セルフモチベーションが高ければさほど弊害は生まれませんが、【承認欲求の強い子供の場合】は時間の問題で遅かれ早かれトラブルが発生します。

 

このような背景において、それでも尚お母さまが方針転換出来ない、改善努力をしないケースは稀にございます。単に頑固な方と片付ける事は出来ません。

 

厄介な事にこのようなタイプのお母さまは第三者からアドバイスされることを快く受け入れる事は無いし、顔では笑っていても心の中ではメラメラと反発しています。

 

表面上まわりの環境には合わせていますので他人からは賢い人、マナーのしっかりしている人、人当たりの良い人という評価を得ているケースが多いです。

 

お子様が抜毛症になっても尚そのままの方針で関係を続けている場合、お子様の抜毛症は悪化はしても改善はしません。

 

どれほど抜毛症改善カウンセラー®が必死に心を込めて対応しても焼け石に水、暖簾に腕押しで症状も一進一退寛解どころか増悪を繰り返すだけです。

 

お子様が一向に改善しない。

 

非常に改善が遅いという場合は自分の胸に手を当てて考えてみて下さい。

 

『アドバイスが徹底して守れているのならば、お子様は必ず改善しているはずです。』

このようなお母さまに遭遇した時私はいつも心の中でこう感じています。
壁の向こうにいたんじゃぁそりゃ声がとどかんわ・・・】
【どうか手遅れにならんあいだに気づきますように・・・】

そして、お子様本人にはなんとか自力で基本通りやるんだよ!

 

基本さえ守ることが出来れば絶対に改善できるからね!と伝えています。

逆にお母さまがちゃんと努力できている場合は間違いなく上記で例示したの場合に該当することになります。

 

この場合は心のストライクゾーンに入るまで髪の寿命を少しでも温存出来るように対応しています。

 

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