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ウオッチャー・チェイサー

抜毛症を抱える親御さんにお願いしている事のひとつに『ウォッチャー・チェーサー』を止めてね。というものがあります。

 

抜毛症改善プログラムが始まるとお子様の自主性を優先するため、可能な限りの行動を『自己責任』において子供自身で行ってもらう事になる訳ですが、それでも親としては子供の自主性に任せるのは至難の業。

 

何時まで経っても、行かない、起きない、準備しない、やらない、終わらない、とりかかりすらしない・・・

 

ほとんどの親が待ちきれないのです。

 

イライラするし、もどかしい、怒りすら湧いてくるわけです。

 

こうなってくると、さすがに自己責任に任せると言っても限界が訪れるわけです。

 

この状態で行う親の行動が『ウォッチャー・チェーサー』となります。

 

ウォッチャーとは、言葉で直接的には指摘して干渉はしませんが、目に怒りを込めて『やれ!早く動け!いつまでそうしているんだ!早くやめろ!』と目力を使って見つめる(にらみつける)行動をとってしまう方が多く存在します。

 

意識・無意識に関わらず。

 

チェーサーとは、子供の姿が見えないと心配になって(なにかまた良からぬ事をしているのでは?と疑って)様子を見に行く行為の事。で簡単に言ってしまうと子供の行動が信じられないという事ですね。

 

この『ウォッチャー・チェーサー』をする事によって親は子供の信用を失ったり、無言の圧力となって抜毛症の改善が進まなくなってしまう場合があります。

 

子供は一瞬で親の真意を見抜きますので『あ!疑ってるな。信用してないな。』とネガティブな感情になってしまいます。

 

ネガティブな感情では頑張るにも頑張れませんし、その意欲も無くしてしまいます。

 

結果、改善が大幅に遅れてしまうのです。

 

たかが『見ただけ』『たかが様子を見に行っただけ』と思っているうちは全方位に張り巡らされている子供の鋭い感受性に気づけていないといっても過言ではないのです。

 

簡単なようで非常に難しいのです。

 

ご両親に質問です!

あなたは『ウォッチャー・チェーサー』ですか?

 

 

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