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やっとわかった

抜毛症改善プログラムに取り組みだすと、いままでの子供との接し方を大幅に修正して頂く事が多いのですが、意外とこれが難しいんですね。

 

 

例えば、基本的な時間管理を子供自身の自己責任に任せるなど、いままで干渉したり、介入していた部分を極力減らしていくようにお願いしていくのですが、これがまた大変なわけです。

 

 

特に時間軸が大きくずれている親子間では行動タイミングが全く違いますからなかなか親御さんは我慢が出来ません。

 

 

そしてその行動タイミングまで待てません。

 

 

その結果我慢の限界を超えてしまい干渉したり、介入する事になります。

 

 

わかっていてもそこには常識の問題や人様に迷惑をかけられない、遅刻してしまう、学校に行かない、宿題を消化出来ない、朝がちゃんと起きれなくなる、キリがないなど・・・いままでの生活態度から【親が介入しないと出来ない】と思い込んでしまっているので結局は【自己責任にまかせるなんて無理!!】となってしまいます。

 

 

でもここで考えてみてください。

 

 

1~3歳の幼児ならば確かに難しいかもしれません。

 

 

でも4歳~5歳を過ぎてくると意外と自己責任という概念を良く分かっているものです。

 

 

その上で失敗も経験です。

 

 

どんどん失敗してもらってそこから学べば良いのです。

 

 

介入すると言う事はこの貴重な経験を奪っているとも言えます。

 

 

失敗を見過ごせず介入してしまう親御さんにいつも質問するのですが、それは【自分が待てないからですか?自分が気になるからですか?自分がイライラするからですか?自分が恥ずかしいからですか?】という質問をしています。

 

 

『相手のため』ではなく、あくまでも自分基準で介入している場合は結果が伴う事はありません。

 

 

むしろ事態は悪化へ向かう場合の方が多いです。

 

 

この事をまずは頭で理解して修行の如く忍耐をもって実践をする。

 

 

これになれてくると子供は思った以上にちゃんと出来る事に気づく段階になります。

 

 

ここまでくれば、常に目を光らせ監視するが如く子供に向き合っていた態度や行動がガラリと変わってきます。

 

 

出来ないと決めつけ常に疑いをもって接していた態度が変わりますので、子供に対する無言の圧力も緩和されて真の実践ができるようになります。

 

 

これを『悟る』とも表現できると思いますが、この段階に来ると親御さんから出てくる言葉が

 

 

【やっとわかりました!】

 

 

【すごく楽になりました!】

 

 

【もう以前の様に細かい事が気にならなくなりました!】

 

 

というような言葉が出てきます。

 

 

この言葉が出てくるようになると当然結果も伴いだしますし、親子間の関係性も大きく改善されたり、変化していきます。

 

 

今もなお、干渉や介入がやめられない方はよく覚えておいて欲しいと思います。

 

 

抜毛症改善プログラムとは当事者だけが行うのではなく、当然親御さんも一緒になって取り組むものなんです。

 

 

むしろそちらの方が多くの比率を占めているファミリーだってたくさん存在します。

 

 

親が変わらないのに子供にだけ変化を求めるなんてとんでもない事です。

 

 

表面的にはカウンセラーのアドバイスに対して愛想よくしていても変わろうとしない方々の態度や行動は簡単に見ぬけちゃいます。

 

 

子供ではなく親御さんが変わってあげない事によって改善が長引くケースなんて度々ございます。

 

 

変われない方はやがて誰かのせいにしたり、病気のせいにして自分の問題から目を背けます。

 

 

このような人にならぬように、大人だからと変化を恐れたり、変化から逃げないでしっかりと地に足を付けミクロ的ではなく、マクロ的視点で自分を見つめなおす時間を作りましょう。

 

 

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