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受験と抜毛症

抜毛症改善において大きく立ちはだかる要因のひとつに『受験』があります。

 

 

無論、受験=抜毛症 という訳では無いので直接的な『原因』という意味ではありません。

 

 

『受験』から派生するストレスはまさに多様であり、例えるとキリがありませんのでここではあえて具体例はあげませんが、そのストレスの受け取り方で抜毛する部位や範囲も大きく変わります。

 

 

『受験』は抜毛症にとって大きな【トリガー】となるケースも多く、ここに親御さんの介入がどの程度あるかによっても症状の深刻さは大きく変化します。

 

 

中でも重度の抜毛症の受験生を抱える親御さんにおいては究極の選択肢として【受験をやめる】という選択肢もあります。

 

 

受験にまつわるあらゆるストレスが抜毛衝動に結びついてしまう状況においては、ひとつの選択肢になります。

 

 

受験をやめるといっても【無理な受験をやめる】という意味で進学しないという意味ではありません。

 

 

個人個人のレベルによりますが、現状で無理せず進学できるところに進学するという意味になります。

 

 

それでも【○○でなければならい】【○○以外はダメ】と【本人が思い込んでいる場合】は親が言おうが周りが言おうが既にそれ以外の選択肢をマインドブロックによって閉ざしていますので、『無理しなくていいんだよ!』と言っても聞く耳を持ちません。

 

 

いままでの親御さんからの刷り込みや、本人の『○○でなければならい』という思い込みによって心が縛られていますから。

 

 

この状態に陥っている場合は抜毛症の改善は受験が終了しない限り長引くケースが圧倒的に多くなることは覚悟が必要と言えます。

 

 

このケースの場合はとにかく抜毛本数を最小限に抑えながら、髪の寿命をすこしでも多く残すという基準でプログラムに取り組まざる得ないでしょう。

 

 

同じ状況であっても、マインドブロックが何らかのきっかけによって外れる場合もあります。

 

 

マインドブロックが外れた場合は塾であればクラスをレベルダウンすることでプレッシャーを軽減したり、塾をやめたり、志望校を変更する事によって大幅に症状が改善されたり、沈静化することもあります。

 

 

すべてはご両親と本人の心からの選択によってかわります。

 

 

中には驚くことに例え髪が犠牲になったって受験を成功させることが最優先とおっしゃる方々も存在します。

 

 

【髪  受験】と言う事ですね。

 

 

どこに基準をおくかで180度結果は変わりますが、結論を出す前にもう一度ミクロ的視点で物を考えるのか?マクロ的視点で考えるのか?冷静に判断して欲しいと願っています。

 

 

木を見て森を見ず!とはよく言われますが今の状況を俯瞰して見て欲しいなといつも思っています。

 

 

 

 

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