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躾の修正は難しい

躾の概念は家族単位で様々でしょうが、今までご家族単位で多くの方のカウンセリングに対応してきた中で躾に関して分かってきたことは、幼少期からちゃんと躾ておかないとあっという間に手遅れになってしまい、あとから慌てて躾をし直しても間に合わないと言う事。

 

この躾という行為は賛否両論ありますが、最低限の基準としては客観的に見て

 

* 他人に迷惑をかけない

 

* 叱らなくても、ちゃんと指示すれば守れる

 

* お行儀よくできる

 

* 一定時間静かに待つことが出来る

 

などが分かりやすい基準だと思います。

 

世の中には様々ないわゆる【子育て本】というものがございますが、叱るな!褒めて育てなさい!自由にさせなさい!などそれぞれの意図や思惑がありそれを基準に書かれております。

 

しかしながら、それはあくまでも方法や手段であって、一番大事な事は【結果】です。

 

手段や方法は【それぞれの解釈】により結果は無限に変わってきますね。

 

例えばこれを放任する事、好き勝手にさせる事と勘違いして育てた場合の末路は燦燦たるものです。

 

子供のタイプによってその匙加減は難しいのです。

 

Aちゃんにとっては正しくても、Bちゃんにとっては間違いであったりします。

 

だからしっかりと観察して一人一人のカスタイマイズが必要になります。

 

愛が足りなかったり、躾を間違えたりすると、人前でも遠慮せず自己主張や承認を求めるために大声を出したり、落ち着きなく動き回ってアピールを続けます。

 

本人は十分わかっていて確信犯的に行います。

 

これは【自己の存在を認めて欲しいから】【構って欲しいから】【自分に注意を向けて欲しいから】【愛に飢えているから】

 

兄弟姉妹がいる場合の方が多く見られますが、一人っ子でも同じように振る舞う子はたくさん存在します。

 

この状況になってからでは叱っても逆効果になったり、より激しくアピールしてくることになりかねません。

 

あなたのお子さんは大丈夫ですか?

 

後になってから躾をやり直そうとしても恐ろしいほどのエネルギーが必要になってしまいます。

 

そうならないためにも、3歳~10歳の幼少期おいては特にしっかりと愛情を注ぎ、常に承認してあげて、自己責任による行動を優しく見守り、どれほどもどかしくても自発的な行動を促し、ご自身の忍耐力を鍛えることが出来ればその後はとても子育てが楽になります。

 

しかしながら現代社会においては【受験】というものがこの躾と複雑に絡み合い、様々な問題を巻き起こしていることも大きな要因だと感じています。

 

抜毛症改善においても時に大きな障壁となることがあります。

 

受験をやらないわけには行かない・・・

 

塾に行かないわけには行かない・・・

 

家でも宿題や塾の課題をやらないわけには行かない・・・

 

これらが抜毛衝動に直結している場合は改善が長引くケースもあります。

 

 

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