高EE
抜毛症高EEとはExpressed Emotionが高いという意味であり、EEとは感情表出のことです
高EEってなんだ?感情表出?となるかと思いますが、抜毛症改善においては非常に重要なかかわりのある言葉となります
わかりやすく申しますと、抜毛症を抱える家庭内に高EEの方が存在する場合は改善率は低く、一旦改善傾向がみられても常に再発リスクのある環境である!という事を表しています
具体的な例として、例えばお子さんがいつまでも起きてこない、宿題をしない、ゲームばかりしている、決めた事を守らないなどの状況に遭遇した場合、『怠けている』『真剣味が足りない』『いい加減』と批判的な言葉を言って責めたり、攻撃的な態度をとったりします
逆に抜毛症になったのは育て方のせい!自分のせい!だから出来ることはしてあげたい!と言うように、ご本人が出来ることまで手を出してしまう過干渉、支配型のお母様やお父様などの傾向が多かったように思います
いずれの態度も成長の妨げとなったり、大きな心の負担となる場合が多いのです
家族の(高EE)感情表出がどのようなときに高くなってしまうかと言うと、本人の症状の激しさやそれが慢性的に続いている場合が1つです
これは家族にとって相当のストレスになりますから、批判的な感情があらわになることが少なくありません
2つめは、抜毛症や症状に対する知識の不足です
症状のために起きられずにいるのを単に怠けているのではないかと思い込み、小言を吐いてしまうようなことはよくみられます
3つめは、他の家族の協力が得られずに1人で問題を抱え込んでしまう場合です
これは主に母親が1人で問題を抱え込んでしまうことが多くみられます
父親は、全く理解や協力を示さないか、本人の症状が悪くなると責められる場合がよくみられます
このような場合の家族のEEはやはり高くなってしまうのです(父親と母親逆の場合もあります)
その他、将来への不安、経済的、あるいは肉体的負担が重かったり、専門家からの援助が受けられないと高EEの原因となります
抜毛症の改善が遅れる、または再発する場合ご家族の中に必ず高EEの方が存在しています
あなたは大丈夫でしょうか?
ご本人に対して、将来への期待(あるいは不安)が高まる時期でもあり、それだけに困惑や、落胆が大きいものと思われます
高EEの状態に陥りやすいですが、ご本人は、思春期と言う成長過程と、抜毛症の二つを乗り越えなくてはならない状態に置かれています
この時期に、症状のために苦しみに加え、自分の状態が家族から批判されたり、否定されるようなことが起こった場合、苦しみは二重になります
また、過保護になりすぎてしまった場合、思春期の成長過程を「病気」や『抜毛症』を理由に妨げかねません
思春期ではまた、周囲の状態や、言葉に非常に敏感でもあります
自分自身が周囲にどう見られているのかということにも同様に敏感です
そういった意味でも、接し方は非常に難しいと思います
ご本人に対してのご家族の思いあってこその接し方をしているご家族が大半だと思いますが、自分に改善の余地はないのだろうか…なにか間違ってるのかな?と、時々立ち止まって振り返ってみることも大事です。
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