オール・オア・ナッシング
抜毛症いわゆる “0 or 100” 思考の事ですが、少しでも髪を抜くと完璧主義から「もう終わりだ」と絶望してしまう心理(オール・オア・ナッシング思考)へのアドバイスは、「完璧ではなく、とにかく抜毛本数を減らす」を優しく、かつ明確に伝えることが有効です。
あきらめずに数本で踏みとどまれるようになるための具体的なアドバイスや対応に関して簡単にまとめてみます。
認知を書き換える言葉がけ
■「5本抜いても、100本抜かないためのブレーキを踏めたなら、それは大成功」と伝えます。
■「リハビリ中に転ぶのは当たり前」であり、数本の抜毛は失敗ではなく、回復プロセスの一環であると安心させます。
■「ゼロかヒャクか」の極端な考え方から、「減らせたならOK」という引き算の考え方に変えさせます。
「止められた事」を褒める仕組み
■抜いてしまった事実ではなく、「そこで手を止められたこと(自己コントロール)」を徹底的に褒めます。
■「今やめられたのは、前より心が強くなっている証拠だよ」と、踏みとどまった勇気にフォーカスします。
即座にできる行動の切り替え(置き換え認知行動療法)
■先ずはチャートで作成したお菓子や好きな事への置き換えを素直に実行する。
■抜いた瞬間に絶望する暇を与えず、「1本抜いたら、抜きかけたら、手をロックして呪文を唱える」などのルールを作ります。
■物理的な距離を置くために、もし抜いてしまったらその場から立ち上がり、別の部屋に移動するなどして気分を置き換えます。
■触り心地の代替品(スクイーズやプッシュポップなど)をすぐに触らせ、手の寂しさを別の感覚で満たします。学校での抜毛にも有効。
■両手首に輪ゴムをはめて、抜毛衝動が来たらゴムを引っ張ってパチンとする事でその刺激がイライラ・不安などの感情を『痛っ!』という感情に置き換えてくれます。
この様に行動や思考を置き換えるだけでもかなりの抑止効果を発揮します。
後は素直にこれらの事が実践できるかどうかが改善速度にも直結します。
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